不動産キャンプには、公式LINEやコミュニティ(Discord)を通じて、日々仕事のノウハウから不動産実務取引など、さまざまな質問が寄せられ、その質問に対して、その分野にくわしいキャンプメンバーや、専門家の方などが回答をしています。「自分がわからないことは、他の人もわからない」ことが多かったりしますよね。
この「お悩みコーナー」は、メンバーの方から集まった有益な質問と回答を記事にして、みなさんにもご紹介する場所です。
ぜひ、一緒に回答を考えてみてください!
※お悩みは、個人情報を伏せた上で実際に寄せられた内容を一部読みやすく編集しています。
今回のお悩みテーマ:宅建副業の競業避止義務の確認

都内でマンション用地の仕入れをしているものです。弊社はマンションの卸しかやっていないんですけど、それでも競業避止義務ありますかね?



競業避止義務があるかどうかは、会社との雇用契約や就業規則、誓約書などに具体的な条項があるかどうかで変わってくるため、「マンションの卸ししかやっていないから絶対にない」とは言い切れません。実際、会社としては将来的に事業領域を広げる可能性や、社内情報の取り扱いなどで競業とみなされるケースも考えられます。
なので、いちばん確実なのは「自分の会社の規定や契約をしっかり確認し、総務・人事や上司に直接聞いてみること」です。ちょっと勇気がいるかもしれませんが、あとから「実は契約違反だった」とバレるほうがはるかにリスクが高いと思います。



●ネクストアクションの例
①雇用契約書や就業規則を再度確認する。競業避止義務に関する条文がないか読み返す。
②社内の総務・人事または上司に相談する。自分の業務範囲と競業避止との関係を具体的に尋ねる。
③もし不安が残るなら、弁護士など専門家に確認しておくと安心。



早めに動いておけばトラブルを防ぎやすいので、少し面倒に感じてもまずは自社ルールの確認や担当部署への相談をすすめてみてくださいね。
まとめ



今回のポイントをおさらいしましょう!
競業避止義務について、ポイントについて以下にまとめました。
- 契約や就業規則を確認する必要あり(業種が違っても対象になるケースあり)
- 会社の総務や上司に相談し、条文や運用をチェック後からバレるリスク回避のためにも早めの確認が安心
今回は、不動産キャンプの実務講義について質問をいただきました。


しらい先生 フリーランス宅建士/会社経営者
こんにちは、フリーランス宅建士の白井です! 趣味は旅行で場所時間問わない働き方をしてから好きになりました。 私は小学生から大学までずっとバスケをしていました。高校では強豪校へ行き、当時八村選手と試合したことが自慢です! 21歳の時入社前に会社から宅建取得を促され、無事に合格して今に至ります。 22歳は某大手不動産会社に3年勤めて、25歳では不動産テック、ベンチャー企業にいました。 現在はフリーランス宅建士、法人設立など不動産業を幅広く行なっています。
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