この記事は「週末宅建士という不動産系の副業についてメリットと注意点」についてです。
最近、広告で出てきますが、未経験でもできるの?結局稼げるの?について
現役のフリーランス宅建士の私が、業界のリアルをお話しいたします。

宅建保有者は、実は100万人以上います。ただ、活用できている方はそれほど多くありません。
合格率15%前後の難関国家資格に合格したのにも関わらず宝の持ち腐れ状態の方は多いです。

そこで、最近流行り出した「週末宅建士」という不動産系の副業に挑戦される方が増えていきました。
ここだけのお話し、稼げている人もいれば稼げていない人もいます。中には委託費用でだまされた!という方も。
普段から第3者の立場で相談に乗っている私がお話をしていきます!
1.週末宅建士で月100万円?

せっかく宅建に合格しているけど、今まで活用できていなかった。
という宝の持ち腐れ状態になっていませんか?
宅建は年収1,000万円を目指せる可能性がある国家資格です。
なので合格して1年〜2年と経ってしまっている方は
1,000万円~2,000万円と稼げる可能性があったのに
それを逃してしまっているという勿体無い状態です。
ただ、みなさんこう思っているはずです。
「そんなことはわかっているよ。」
「挑戦しようと思ったけど未経験だから諦めたんだよ。」
実はこのモヤモヤはある勉強をするだけで解決することができます。
それは不動産の実務勉強です。

個人的には、宅建士として仕事ができるようになるには上記のように
集客から不動産取引のアフターフォローまでの実務を理解する必要があると思います。
ここをマスターすることができれば、派手な失敗をせずに着実に稼げる宅建士になることができます。
宅建活用の鍵は、どうしても実務知識が必要になりますのでまずはここをクリアしていきましょう!
2.未経験でも1ヶ月で仕事ができるようになる?
「未経験でも1ヶ月で仕事ができるようなるの?」
個人的な意見ですが、かなり難しいと思います。

私が考える仕事ができる状態というのは
先ほどお話しした、集客から不動産取引のアフターフォローを誰にも聞かず一人で進められる状態です。
これを1ヶ月で覚えるのはかなり難しいと思います。
ただ、人によっては
「とりあえずミスっても稼げればええんや」
「不動産業なんでクレーム受けてなんぼ」
と、稼げればOKの不動産経営者も多いと思います。
仕事ができる状態について、私の考えはあくまでも一つの意見として参考にください。
ただ、お客様は大きなお金を使って、不動産取引をされます。
不動産取引のプロとして実務は絶対に押さえておくべきだと思います。

まだ不動産の実務を勉強したことがない方はこちらの講義を一度受けてみてください!
不動産の基礎、そして仕事の流れが丸っと学べる動画です。
実際に不動産キャンプの勉強会を単発販売しておりますので気になる方はぜひみてください!
3.週末宅建士のメリット
これも私の意見ですが、週末宅建士は、稼ぎやすく、生活も安定します。
実際に私もフリーランス宅建士という同じような働き方をしているので
私の経験談から3つのメリット紹介します。
①報酬が高単価

週末宅建士という不動産系の副業は、気軽に仕事ができることが特徴です。
本業を持ちながらの仕事になるので、案件がある時に動けばそれで良いからです。
不動産によりますが、手数料が大きく、副業収入が本業を超えることも普通にあります。
本業で安定した報酬を得ながら、週末宅建士として案件があった時だけ仕事をする。
という働き方をしている方が多いです。

ただ、案件は自分で取る必要があります。
例えば、業務委託を結んでくれる会社に入会金100万円払っとしてもお客様を紹介してくれるわけではありません。
大きく稼ぎたい方は、「集客」が最大の壁になりますが
それでも報酬単価が大きいのでとても稼ぎやすいモデルだと思います。

まだ、不動産業界で一度も集客をしたことがない!
という方はこちらから集客の基礎を学んでみてください!
②業務委託費用0円だから

週末宅建士を実現するには、不動産会社と業務委託契約を結ぶ必要がありますが
原則、業務委託契約に費用はかかりません。
つまり、仕事を始めるのに、大きな金額やランニングコストがかからないのが大きなメリットです。

経費がほぼない状態なので、利益率が高く、手元に残るお金が多くなります。
例えばこの軍資金で会社を起こしても良いでしょうし、不動産投資を始めるのも良いでしょう。
また、中には業務委託契約でお金を取る会社もありますが
この場合はよくその会社を理解する必要があります。

「委託費用に80万円と毎月2万円必要です!」
今のあなたにとってその出費は現実的でしょうか?
その支払いに見合ったサービスはあるのか?しっかりと見極めましょう。
③オンラインで全て完結できる
不動産業界は「店舗」をもち「足で稼ぐ」というのが一般的な働き方です。
宅建保有者の9割がその方法でビジネスを展開されていると思います。
ただ、私はオンラインを利用し、店舗を持たずに在宅で稼ぐというスタイルを確立しました。
なので、家族との時間をとれたり、自由な時間を作ることができました。

最近は同じ働き方をアメリカで実現している方とお話をしました。
こちらの記事を見ていただくと、実際にどのようにして仕事をしているのか
参考になると思いますのでぜひ見てください!
4.業務委託契約で注意してほしいこと
私が視聴者の方々に1番伝えたいのはこの部分です。
本格的に宅建を活用したい方や、週末宅建士を目指している方は絶対に読んでください。
注意①:業務委託契約は「基本0円」
週末宅建士として働くには、不動産会社と業務委託契約が必要だと申し上げました。
サイトで調べてみると、たくさんの企業が出てきたり、インスタやフェイスブック広告で
同じような広告が流れてくると思います。
ここから気になる会社をクリックしてみると
「一度お話をしましょう」
「説明会を聞きにきてください」
と、誘導があるはずです。
実際に不動産経営者とお話をしてみると
「実は、委託費用に80万円かかるんですが」
「月額5万円、みなさんにお支払いいただいております」
と、週末宅建士として働くには支払いが必要だと言われる場合があります。
もちろんこれが悪いわけではないのですが

今の自分の能力で、その会社にお金を払って、何のサービスがあり、どんなメリットがあるのか?
を考えておかないと、ただお金を払うだけになってしまいます。
私が委託契約を結んでいる会社はもちろん委託費用は「無料」です。

私の視聴者がしっかりとした会社と巡り会えるためにも
基本は無料というイメージを持っていただければと思います。
注意②:集客は自分で!

未経験になった時に2つの壁が出てきます。
「実務経験がない」「集客をやったことがない」です。
これらは注意①でお話しした通り、業務委託契約で支払いが生じたときに
サービスとしてあるのか?を見ておくべき箇所です。
例えば私が委託費用に80万円支払う必要があるのであれば
「大元が集客したお客様を紹介してもらえるのか?」
「集客の仕組みを導入から教えてもらえるのか?」
まで求めてしまいます。
ただ、現実的には「集客は自分でやってね」という会社がほとんどだと思います。
そもそも大元が自分で集客したお客様って自分で契約した方が儲かるので
そもそも、委託先に送客することはあまり考えられないです。
考えられるとしたら、仲の良い委託先くらいでしょう
注意③:貴重な宅建士をなぜ業務委託に?
なぜ不動産会社は業務委託で宅建士と契約したがるのでしょうか?
「業務委託だったら人件費がかからないから」
「営業が疲れたから、人に稼いでもらいたい」
「委託先が契約したら、40%報酬があるので楽」
これは、最近不動産の経営者パーティーに出た時に
経営者の方々がお話ししていた内容です。
もちろん中には、真っ当にエージェント会社を運営している経営者もいましたので
本音の部分は面談時に聞き出せるかが重要になります。
委託契約を結ぶならば、良い不動産会社、経営者と一緒にした方が良い結果に繋がると思いますので
ぜひ参考にいただければと思います。
まとめ
宅建の活用した「週末宅建士」という不動産系の副業についてお話をしました。
実は私もフリーランス宅建士という働き方で不動産取引をしています。

この働き方は、場所や時間にとらわれず
自分の好きな働き方をデザインできることが特徴です。
また、不動産という高額商品を扱うため、報酬も大きくなります。
不動産の価格によっては年間数件契約するだけで、会社員の平均年収を超えます。

未経験の宅建士の方は、週末宅建士として
本業を辞めずに、まずは副業として不動産業界にチャレンジしてみましょう!