この記事を読むと、宅建士の不動産実務の「調査実務」について学べます。
稼げる宅建士に一歩でも近づけるように実務学習を進めていきましょう!
このチャンネルでは、宅建合格をスタート地点とし
実務学習、集客学習、売上安定・拡大という4つのステップを経て
未経験から一人で稼げる宅建士になるために必要な知識を紹介しています。

以前、調査実務の全体像、やり方についてこちらの動画で解説させていただきました!
この記事ではその知識を利用して「事例」を用いて解説させていただきます。のでより理解が深まります。
宅建を活用するために「不動産実務」を不動産屋さんと同じくらいの知識を身につけ
自信を持って宅建士の仕事ができるように、まずは楽しく学んでいただければと思います。
1.【事例】余剰土地の売却
本記事では、土地の調査について事例を用いて説明していきます。

本事例は、土地売却の相談です。
売主様より、所有している余剰土地を売却したいと連絡ありました。
宅建士として売却する土地について理解を深める必要があります。宅建士が土地の理解を深めることで買主様が安心して取引を行うことができ、また売主様も知らない土地の情報が出てくるかもしれません。
土地の調査を行う際は、次のステップに沿って調査を行うことを頭に入れておきましょう。

本記事では、「ネット調査」、「売主調査」について説明していきます。
「現地調査」や「役所調査」、その他詳しい説明は、不動産キャンプ内で行われている「宅建士の調査業務 土地・戸建編」にて話をしております。
2.ネット調査
調査を行うときはまず簡易的な情報をネット検索しましょう。ネットでの調査は、売主調査、現地調査、役所調査の土台になるので、しっかり行うようにしましょう。

上図に記載の資料を取得しましょう。
2-1.公図を取得する

公図を取得することで該当地番がどのような形状をしているのか、隣地の地番は何なのか等を把握することができます。
隣地の地番が分かれば、所有者も確認するようにしましょう。
隣地の所有者も売主様であれば、該当地番の土地と併せて売却することもできます。
2-2.測量図を取得する

測量図を取得すると、土地の境界が分かり、杭がどこにありどんな杭で打たれているのかもわかります。測量図は土地家屋調査士が作成しており、地積の記載もあるので登記簿謄本と相違がないかも確認するようにしましょう。
また、接道や幅員、奥行きについても確認しましょう。セットバックする必要があればその旨を買主様に伝える必要があるからです。
測量図を確認し問題がなければ、現地に行った際に土地の幅、奥行き、道路の幅員等を実際に測るようにしましょう。
実際に測ってみると測量図と実際に測った長さが異なる場合があるので、そんなときは売主様に報告し、場合によっては確定測量を行う可能性もあります。
2-3.登記簿謄本を取得する

登記簿謄本を取得すると、土地の所有者、地目、地積等が分かります。所有者と売主が同一人物か他に所有者がいないかしっかり確認しましょう。
所有者がもう一人いる場合は、その人にも売る意思がなければ土地の売却をすることができません。
3.売主調査

ネットでの調査が終われば、売主様への調査を行いましょう。売主調査では、売主様しかわからないようなことを聞く必要があります。
確認する内容としては上図に記載している通り、
⑴なぜ売却するのか。
⑵買主様へ伝えておかなければいけないこと。
等があります。
買主様へ伝えておかなければいけないことを確認できていなければ、買主様よりクレームが入ると契約不適合責任になってしまう可能性もあります。
クレームをなくし、買主様・売主様の満足度を上げるためにしっかりと売主調査を行い、土地への理解を深めるようにしましょう。
まとめ
この記事では、不動産実務の中の「土地の調査実務」について解説しました。
私は学生時代に宅建を取得していましたが、不動産会社に入って調査実務で挫折をしました。
理想は、挑戦する前にある程度の調査実務を学ぶべきだったと入社当時は後悔した経験があります。
ぜひみなさんはこの記事の見返しと、別の実務系の記事を読んでいただき不動産実務の理解を深めていただければと思います。
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