この記事は副業で宅建を活用した新しい働き方、不動産エージェントやフリーランス宅建士になるための7つの準備について解説をしていきます。
簡単に私の自己紹介をすると、大手不動会社出身の不動産営業マンとして関西で勤務。
その後、宅建士として起業をしながら、不動産テック企業で会社立上げの2軸でキャリアを築きました。
現在は、宅建士の学舎である『不動産キャンプ』を運営しながら、フリーランス宅建士としても活動しております。
宅建士の学舎である不動産キャンプは宅建の知識だけでは補えない、不動産の実務や集客について学ぶオンラインスクールです。
新卒で不動産会社に入った私は右も左も分からない状態でした。不動産会社は想像以上に忙しく、殺伐とした雰囲気で「こんな初歩的なこと聞いたも良いのかな…」と常に思っていました。
それでもお客様対応をしないといけなかったので勇気を振り絞って質問しても、怒られたり、自分で考えろと言われることが多々ありました。
一生懸命自分で調べてお客様対応をしても間違えていることもあり、お客様からはクレーム、上司からはみんなの前で大声で怒鳴られる日々が続きました。
そんな日が続く中で、1から丁寧に仕事を教えてくれる人がいたら良いな、自分一人でもできるようになれたらいいな、年収1,000万円を超えるような先輩や上司に直接指導して欲しいなと思っていました。
そうして会社に勤めながら自分用のマニュアルを作ったのが不動産キャンプの始まりなのです。
今では、日本全国、そしてアメリカ、中国、台湾と海外のメンバー合わせて約250名が所属する大きな学舎となりました。

宅建合格後は、実務や集客、そしてサービスの立ち上げから売上を作り安定させていくステージまで、一貫して教育させていただいております。
宅建士の学舎、不動産キャンプが気になる方は、概要欄に公式ラインを掲載しておきますのでぜひご覧ください!
【不動産キャンプー公式LINE】では、不動産業界や宅建を活かしたビジネスなど、時代をリードする情報をいち早くお送りしています!入会をご検討中の方は、まず公式LINEでお友だち追加をして、時代の一歩先を行く宅建士を目指しましょう!
それでは今回お話しするtopicはこちらです!
近年、働き方の多様化が進む中で、不動産エージェントやフリーランスといった副業で宅建を活用するキャリアを選択する人が増えています。
不動産業界においても、宅建士の資格を活かしてフリーランスとして働く方が増えてきています。しかし、フリーランスとして成功するためには、単に資格を持っているだけでは不十分です。
本記事では、フリーランス宅建士を目指す方が実践すべき7つのステップを、実体験を交えながらご紹介します。これからのキャリア形成の参考になれば幸いです。
なお今回、不動産キャンプでは未経験から不動産会社を立ち上げた経営者、3人による対談イベントを企画しています。

6月7日に開催される【東京イベント】では、「個人でゼロから開業し、どうやってお客様を獲得していったのか」「どのように信頼を築いていったのか」といった、都市部でのリアルな集客・実務の進め方に焦点を当ててお話を伺います。

一方、6月21日の【福岡イベント】では、「地域密着型のビジネスモデルの作り方」や「地方ならではの人脈の広げ方」「協業による事業展開の工夫」など、福岡ならではの視点で不動産経営を掘り下げます。
どちらのイベントもZoomでの参加が可能ですので、遠方の方もぜひご参加ください。
▼イベント詳細はこちら


宅建合格後の進路を考えている方や、これから不動産業界にチャレンジしたい方にとって、大きなヒントが得られる時間になるはずです。
ぜひご参加ください!
自分の強みと専門性を明確にする
不動産エージェントやフリーランス宅建士として活動していくには、まず自分が「どんな人に、どんな価値を提供できるのか」を明確にする必要があります。

たとえば、あなたがこれまで住宅ローンの相談業務を多く経験してきたなら、「ローンのことがよく分からなくて不安」という人たちにとって、頼れる存在になれるはずです。

あるいは、投資用物件に詳しいのであれば、「不動産投資を始めたいけど、誰に相談したらいいか分からない」という初心者投資家に向けてサポートする専門家としての立ち位置がとれます。
重要なのは、「誰でも対応できます」ではなく、「●●が得意です」と言えること。

重要なポイントは「この分野ならこの人に相談しよう」と思ってもらえる入口を作るということです。
結果的に、専門性が印象づけられ、他のジャンルの相談にもつながる可能性が高まります。
また、自身の過去の経験も大きなヒントになります。

たとえば、自分がシングルマザーだった経験がある方なら、同じ立場の人に向けて「安心して住める家探しのサポート」ができますし

地方での暮らしに詳しい人なら、「地方移住やUターンの不安を解消できる不動産のパートナー」になれます。
つまり、経験・知識・人柄すべてが“あなたにしかできない価値”になります。
この強みや専門性を、言語化してプロフィールや発信内容に落とし込んでいくことが、最初の大きな一歩です。
ビジネスの基盤を整える
不動産エージェントやフリーランス宅建士として活動を始める前に必要な、ビジネスの基盤を整えることが必要です。
具体的には、個人事業主としての開業届の提出、必要に応じて宅建業の免許取得などが挙げられます。
これらの手続きを怠ると、後々トラブルの原因となる可能性があるため、事前にしっかりと準備を行いましょう。
ここでまず迷いやすいのが、「開業届って何?」「宅建の免許って個人でも取るの?」というところだと思います。

- 開業届の提出
「これから個人で事業を始めます」と税務署に届け出る書類のことです。
開業届を出しておくことで、確定申告の際に「青色申告」が選べるようになり、節税のメリットを受けやすくなります。 - 宅建業の免許取得
すでに宅建業の免許を持つ不動産会社と提携して、契約業務だけをサポートする場合には、宅建業の免許を新たに取得する必要はありません。
一方で、自分自身が物件を紹介し、取引の仲介をして報酬を得る場合には、「宅地建物取引業者」としての登録が必要です。
これらを一つひとつ整えていくことで、自分のビジネスの“土台”が固まり、堂々と活動していくための自信にもつながります。
はじめはちょっとややこしく感じるかもしれませんが、一度やってしまえば後がラクになります。
「好きな時間に、好きな場所で働く」自由を手に入れるには、こういった“足場固め”がとても大事。焦らず一歩ずつ、自分のビジネスを育てていきましょう。
ネットワークを構築し、信頼関係を築く
不動産エージェントやフリーランス宅建士として成功するためには、信頼できるネットワークの構築が不可欠です。
同業者や関連業界の専門家とのつながりを持つことで、情報交換や仕事の紹介など、さまざまなメリットがあります。
また、信頼関係を築くことで、顧客からの紹介やリピートにもつながりやすくなります。

たとえば、フリーランス宅建士として活動する中で、「この地域でリフォームをお願いできる業者さんいませんか?」という相談を受けることがあります。

そうした時、信頼できる工務店さんや職人さんと普段からつながっていれば、「こういう方がいて、過去に○○の案件でご一緒しましたよ」と具体的に紹介することができるんです。
これは、お客様にとっては大きな安心材料になりますし、紹介先の業者さんにとっても「仕事を紹介してくれるありがたい存在」になれるので、自然と信頼関係が深まっていきます。
ネットワーク構築の手段はさまざまです。
不動産業界のセミナーや勉強会に参加して名刺交換をしたり、SNSやオンラインコミュニティで同じ志を持つ仲間と出会ったり。
実際に私も、Instagram経由で出会った経営者さんや国土交通省の方等と継続的に情報交換をしています。
SNSの投稿からお互いの得意分野や人柄が見えるので、初対面でもスムーズに信頼関係を築きやすくなるのだと感じます。

大事なのは、自分のことをただ「売り込む」のではなく、相手にとって“役に立つ存在”であろうとすること。
まずは相手の話をよく聞き、求められていることに耳を傾け、できる範囲で行動する。それだけでも“この人にまた相談したい”という気持ちが芽生えます。
そして、信頼関係は「一気に作る」ものではなく、「少しずつ育てていく」もの。
コツコツと誠実なやりとりを積み重ねていくことで、気づけばあなたの周りには“味方”が増えているはずです。
効果的なマーケティング戦略を立てる
自分のサービスを広く知ってもらうためには、効果的なマーケティング戦略が必要です。
ウェブサイトやブログ、SNSを活用して、自身の専門性や実績を発信しましょう。
また、SEO対策を行うことで、検索エンジンからの集客も期待できます。
定期的な情報発信を通じて、潜在的な顧客との接点を増やしていきましょう。

特にフリーランス宅建士として活動する場合、「自分を選んでもらう理由」をきちんと伝えることが重要です。
単に「宅建士です」「契約のお手伝いができます」というだけでは、似たようなスキルを持つ人の中に埋もれてしまいます。
自分が「どんな人」で「どんな想いを持って活動しているのか」「どんな実績があるのか」「どんなお客様に価値を届けられるのか」
――このあたりを丁寧に言語化し、届ける努力が欠かせません。
そのためにも、まずは自分の名刺代わりとなる「プロフィールページ(ポートフォリオサイト)」を持つことをおすすめします。
無料のホームページ作成ツール(ペライチやSTUDIO、Notionなど)を使えば、デザイン知識がなくても十分整ったサイトが作れます。
また、SNSでは「日常のつぶやき」だけでなく、「仕事への姿勢」や「学び続けていること」、「お客様からの声」などを発信することで、あなたの信頼度や専門性がじわじわと伝わります。
特にInstagramやX(旧Twitter)は相性が良く、共感ベースで人が集まりやすいので、継続して発信することで仕事につながるケースも少なくありません。
SEO対策も効果的です。

たとえば「エリア名+フリーランス宅建士」や「不動産契約+サポート」など、検索されそうなキーワードを意識してブログ記事を書くことで、Googleからのアクセスが増え、問い合わせの窓口になります。
とはいえ、マーケティングはすぐに成果が出るものではありません。
最初は誰にも見られず心が折れそうになるかもしれませんが、大切なのは“継続すること”と“届けたい相手を明確にすること”。
発信を通じて、「この人に相談してみたいな」と思ってもらえる関係性を少しずつ築いていきましょう。
顧客との信頼関係を築く
顧客との信頼関係は、フリーランスとしての成功に直結します。
誠実な対応や迅速なレスポンス、丁寧な説明など、基本的なことを徹底することで、顧客の満足度を高めることができます。
また、顧客のニーズを的確に把握し、最適な提案を行うことで、信頼を得ることができます。

特にフリーランス宅建士として活動する場合、「この人に任せて本当に大丈夫だろうか?」という不安を持たれやすい立場です。
だからこそ、小さな信頼の積み重ねが何より大切です。

たとえば、問い合わせに対する返信は24時間以内を心がけたり、伝えた内容が相手に正確に伝わっているか確認したりすることも立派な信頼構築の一歩です。
相手が不動産に詳しくない一般の方であれば、専門用語はなるべく避けて「例え話」や「図解」などを使って説明する工夫も喜ばれます。
また、「○○までに調べてご連絡します」と約束したことは必ず守る、もしくは万一できない場合はその理由をしっかり伝える、といった姿勢が重要です。
このような一つひとつの行動が、顧客の「この人なら大丈夫」という信頼感に繋がっていきます。
加えて、ヒアリング力も信頼構築に直結します。
「どんな暮らしがしたいのか」「今抱えている不安は何か」など、物件選びの背景にある“本音の部分”に丁寧に耳を傾けることで、ただの「契約の代行者」から「この人に相談したい存在」に変わっていきます。
1人ひとりのお客様と向き合う時間を大切にできるのもフリーランスという働き方の強みです。
顔が見えにくい時代だからこそ、目の前の人との丁寧なやりとりが、次の仕事へとつながる最大の営業になるということを忘れないでいたいですね。
継続的な学びとスキルアップを怠らない
不動産エージェントやフリーランス宅建士として活動を続けていくには、変化の激しい業界情報や制度改正に対応する力が欠かせません。
特に法律関連は更新も多く、知らないまま業務を進めてしまうと、思わぬトラブルの原因になりかねません。

たとえば、宅建業法の改正点や、不動産取引に関わる税制の変更などは、定期的に確認しておく必要があります。
加えて、消費者のニーズや価値観の変化にも敏感になっておきたいところです。
「どんな暮らしが求められているのか」「住まいに対する考え方がどう変化してきているのか」など、時代背景を読む力も求められるようになってきました。
また、実務スキルのアップデートも重要です。
具体的には、重要事項説明書の作成スピードや正確性、顧客へのヒアリング技術、コミュニケーション力の向上などが挙げられます。
これらは日々の仕事の中で磨かれる部分ではあるものの、自ら意識してスキルアップに取り組む姿勢も求められます。
近年は、オンラインセミナーや動画講座、実務研修会など、学びの選択肢も多様になってきました。
空いた時間を活用して、継続的に学習することで、自分の強みをさらに際立たせることができるでしょう。
また、資格の追加取得を検討するのもひとつの手です。

賃貸不動産経営管理士や住宅ローンアドバイザーなど、顧客の課題に応えられる知識を増やしていくと、信頼にもつながります。
「学び続けている人から仕事を頼みたい」
そう感じている顧客は、きっと少なくありません。
自分の価値を高め、選ばれる存在であり続けるためにも、成長を止めない姿勢が大切です。
実績を積み重ね、信頼を築く

不動産エージェントやフリーランス宅建士としての評価は、実績に裏打ちされた信頼によって形作られます。
どんなに小規模な案件であっても、一つひとつ丁寧に対応することが大切です。
顧客の期待にしっかり応えることで、「この人に頼んでよかった」という声が生まれ、そこから口コミや紹介へとつながっていきます。
信頼は一朝一夕では築けません。
地道な対応を積み重ねることが、やがて大きな仕事や安定した収入へと結びついていくものです。
ときには「こんな小さな案件、やる意味あるのかな」と感じることもあるかもしれません。
しかし、そういった案件にこそ、真価が問われます。
「丁寧で信頼できる宅建士」として名前が広がっていくためには、どんな仕事も手を抜かずに向き合う姿勢が求められるでしょう。
また、受注した仕事の記録や成果をきちんとまとめておくことも重要です。
案件ごとに、どのような課題があってどう解決したか、クライアントの声はどうだったか、などをポートフォリオ形式にまとめておくと、次の営業や紹介にも活用できます。
ウェブサイトやSNS、営業用の資料などで発信することで、実績が可視化され、信頼の裏付けとして機能してくれるというメリットもあります。
特に、初めて自分のサービスを知る人にとっては、実績こそが判断基準になります。
「この人なら安心して任せられそう」と思ってもらえる材料を、日々の仕事のなかでコツコツと積み上げていくことが、フリーランスとしてのブランドを育てる近道といえるでしょう。
まとめ
不動産エージェントやフリーランス宅建士として成功するには、明確な戦略と継続的な努力が求められます。
本記事で紹介した7つのステップを一つずつ実践し、自分のペースでキャリアを築いていきましょう。
最初からすべてを完璧にこなす必要はありません。
小さな実績を積み重ね、自信と信頼を育てていくことで、安定したフリーランス活動が実現します。
また、心身のバランスを整え、学びを継続することも、柔軟な対応力を養うために重要です。
「自分が商品」である働き方だからこそ、自分の価値を信じて磨き続ける姿勢が、周囲からの信頼につながっていきます。
そして、同じ志を持つ仲間とつながることは、情報や励ましを得られるだけでなく、大きな安心感にもなるものです。
あなたの一歩が、より自由で納得のいく働き方につながっていくことを願っています。
なお今回、不動産キャンプでは未経験から不動産会社を立ち上げた経営者、3人による対談イベントを企画しています。

6月7日に開催される【東京イベント】では、「個人でゼロから開業し、どうやってお客様を獲得していったのか」「どのように信頼を築いていったのか」といった、都市部でのリアルな集客・実務の進め方に焦点を当ててお話を伺います。

一方、6月21日の【福岡イベント】では、「地域密着型のビジネスモデルの作り方」や「地方ならではの人脈の広げ方」「協業による事業展開の工夫」など、福岡ならではの視点で不動産経営を掘り下げます。
どちらのイベントもZoomでの参加が可能ですので、遠方の方もぜひご参加ください。
▼イベント詳細はこちら


宅建合格後の進路を考えている方や、これから不動産業界にチャレンジしたい方にとって、大きなヒントが得られる時間になるはずです。
ぜひご参加ください!
考えてみたけどなかなか前に進めない、どうしたらいいか分からなくなってしまった人は
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宅建士についてのお悩みや気になることなど是非コメント欄にコメントをお願いします。
宅建合格後の副業やフリーランス、開業等、宅建活用を考えている人は個別にも相談に乗りますので
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