この記事を読むと、個人で不動産のHPやサイトを構築し自社で集客するために必要な知識を身につけることができます。

このチャンネルでは、宅建合格をスタート地点とし
実務学習、集客学習、売上安定・拡大という4つのステップを経て
未経験から一人で稼げる宅建士になるために必要な知識を紹介しています。
「しらい先生ってサイト分析も自分でやっていらっしゃるんですか?ぜひ自分にも教えてください」
現役の不動産経営者の方からYouTubeや公式ラインから相談いただきます。
実はフリーランス宅建士として起業した私ですが成功した理由はサイトの分析にあると思っています。
私の場合はGoogle analyticsというサービスを利用しながらサイト集客の成功率を上げ続けています。
前回はGoogleタグマネージャーの登録方法、GA4測定に必要なタグ設定について解説しました。
本記事では、前回作成したGTMタグをWordPressサイトに設置する方法、また特定のボタンのクリックを計測する為の設定について解説していきます。
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1. WordPressとは?
WordPress(ワードプレス)は、誰でも簡単にウェブサイトやブログを作れる世界中で最も人気のあるコンテンツ管理システム(CMS)の一つです。
その魅力は「無料」で利用でき、誰でも簡単にWebサイトを構築できる点にあります。
WordPressの主な特徴
無料
基本的な機能は無料で利用できます。
オープンソース
誰でもソースコードを閲覧・修正できるため、世界中の開発者によって常に改善されています。
簡単操作
プログラミングの知識がなくても、直感的な操作でウェブサイトを構築できます。
豊富なテーマとプラグイン
デザインや機能をカスタマイズできるテーマや、様々な機能を追加できるプラグインが数多く存在します。
SEOに強い
検索エンジンからの評価が高く、SEO対策がしやすい構造になっています。
以上のような特徴から、プログラミングの知識がなくても、直感的な操作でウェブサイトを始めることができるため、不動産業を始めたばかりの方にもオススメです。
今回は、既にWordPressで作成したWebサイトを持っている状態でお話を進めていきます。
2.WordPressサイトへのGTM設定
それでは早速、WordPressサイトへのGTM設定方法を確認していきましょう。
GTMの設定にはプラグインでの導入が簡単です。
今回は「GTM4WP」というプラグインを用いて設定してきます。
【STEP1】プラグインのインストール
ご自身のWordPressサイト管理画面にログインして、
新規でプラグインを追加します。
プラグインの検索窓に「GTM4WP」と入力して、該当のプラグインの「今すぐインストール」を押下すると、プラグインのインストールは完了です。
【STEP2】プラグインへのGTM設定
続いてインストールしたプラグインに、GTMを設定していきます。
プラグインのトップ画面に戻り、先程インストールした「GTM4WP」の設定画面を開きます。
設定画面トップに、GTMのIDを入力する箇所があります。
GTMのIDは、管理画面上部で確認が可能です。
確認したIDをコピーして貼付し、下2つの設定をオンとオフに設定し、変更を保存をします。
プラグインの性質上、1度目の保存後に中段の設定がオフに戻ってしまうので、再度オンにして変更を保存します。
以上でプラグインへのGTM設定は完了です。
【STEP3】GTM設定の確認
WordPressサイトでGTMの設定が完了した後は、GTM管理画面で設定がきちんと動いているか確認してみましょう。
GTM管理画面のプレビューを押下します。
タグアシスタントが立ち上がりますので、設定したWordPressサイトのURLを入力して、「Connect」を押下します。
すると別ウィンドウでWebサイトが立ち上がり、画面右下にタグアシスタントの接続完了のポップアップが出ます。
プレビューページに戻り、「TagsFired」に設定したタグが表示されていれば、タグがしっかり動いています。
【STEP4】アナリティクス管理画面でも確認しよう
GTMでの設定を確認した後は、アナリティクス管理画面でも確認してみましょう。
アナリティクスの管理画面から、レポートを選択します。
表示されたメニューから「リアルタイム」を選択。
GTM設定したWebサイトを表示しながら確認することで、現在表示しているユーザーに関する情報を確認することができます。
これで設定したタグでしっかり計測されている事が確認できました。
【STEP5】GTMを公開
GTMの設定をプレビューで確認した後は「公開」をします。
GTM管理画面右上の「公開」をクリック。
バージョン名にわかりやすい名前を付けます。日付や何を設定したか記載すると公開後もわかりやすいと思います。再度「公開」ボタンをクリックします。
公開が完了するとこのような画面が表示されます。
以上でGTMタグの公開が完了です。
3.クリックイベントの作成
次にクリックイベントの設定を行っていきます。
GA4では、Webサイトに訪問したユーザーの行動、「ページビュー」や「セッション」の他「リンクのクリック」など、ほぼ全てのデータを「イベント」として計測しています。
しかし、GA4のデフォルト計測機能では、特定のボタンのクリック計測をすることは出来ません。
今回はGTMを使った「カスタムイベント」、公式LINEへの誘導ボタンのクリック数を計測するための、設定方法を解説していきます。
【STEP1】変数を設定
GTM管理画面で変数を設定していきます。
変数メニュー上段「組み込み変数」の設定ボタンをクリック。
設定の中にあるクリックの中の全てにチェックを入れます。
以上で変数の設定は完了です。
【STEP2】タグの設定
次にタグの設定を行います。タグのメニューから「新規」をクリック。
左上部の名前に「LINE公式ボタン」など、管理しやすい名前を入力し、「タグの設定」部分の余白をクリック。
タグタイプの中から「Googleアナリティクス」を選択。
次の画面の中から「GA4イベント」を選択。
次の画面で、上部の測定IDには既に設定してある「GA4測定ID」を変数から呼び出し、下段のイベント名には「btn_click」など管理しやすいイベント名を設定します。
続けて以下4つの「イベントパラメーター」を設定します。
イベントパラメーター | 値 |
button_id | add_line |
button_click_count | 1 |
click_url | {{Click URL}} |
click_text | {{Click Text}} |
以上でタグの設定は完了です。
【STEP3】トリガーの設定
続いてトリガーの設定をします。余白をクリックします。
右上のプラスボタンをクリック。
わかりやすい名称を入力し、「トリガーの設定」部分の余白をクリック。
トリガータイプの選択でクリック内の「すべての要素」を選択。
次の画面で発生場所を「一部のクリック」、下部を以下のように設定します。
Click Element | CSSセレクタに一致する | #add_line * |
保存をクリック。これでトリガーの設定は完了です。
【STEP4】WordPressサイトにボタン設置
次にご自身のサイトにボタンを追加します。
※作られているサイト毎にボタン設置方法が変わりますが、詳細は省きます。
追加したボタンの外側のブロックに対して「add_line」というIDを設定します。
【STEP5】設定状況の確認
トリガーの設定まで完了したら、プレビューで確認します。
この段階では、ボタンがクリックされていないので「Tags Not Fired」に追加したボタンがありますが、タグ自体はきちんと設定されている状態です。
ボタンを押下して、設定したリンクが開くことを確認します。
クリックすることで、設定したタグが「Tags Fired」になっていることを確認。
これで無事タグがきちんと動作していることが確認出来ました。
【STEP6】アナリティクス管理画面でも確認しよう
GTM設定と同じく、GA4のリアルタイム画面で確認しましょう。
設定した「btn_click」イベントが計測されていれば無事設定完了です。
4.GA4でカスタム定義を作成
GTMでのイベント設定時に「イベントパラメータ」を登録しましたが、このイベントパラメータの値はGA4で受け取ることができても、そのままでは表示することができません。
カスタム設定のパラメータは、GA4に標準で備わっているものではないため、GA4側でも自動で処理することができない為です。
そこで、カスタム設定のパラメータを可視化するための機能がGA4の管理画面にある「カスタム定義」です。
受け取ったパラメータを「指標」として扱う場合には、カスタム定義の中の「カスタム指標」を使います。
【STEP1】カスタムディメンション作成
GA4管理画面、データ表示の中にある「カスタム定義」を選択し、「カスタムディメンションを作成」をクリックします。
「ディメンション名」と「イベントパラメータ」に、GTMで設定した以下3つの値を一つずつ入力して保存します。
- button_id
- click_url
- click_text
【STEP2】カスタム指標の作成
GTMで設定した「button_click_count」は、「カスタム指標」で作成します。
選択して「カスタム指標を作成」をクリック。
「指標名」「イベントパラメータ」に「button_click_count」を入力、測定単位は「標準」を選択して保存。以上でカスタム定義の作成が完了です。
これで、特定のボタンのクリックイベントを計測する準備は完了です。
まとめ
今回はGTMタグをWordPressサイトに設置する方法、また特定のボタンのクリックを計測する為の設定について解説しました。
お問い合わせボタンや公式LINEへの導線、資料ダウンロードボタンなど、様々なクリック率を計測することで、ユーザーに上手に訴求できているかどうかを分析することが可能です。
慣れないうちは設定が少し難しく感じますが、一度設定すればその後のマーケティング施策を楽にする事ができますので、しっかり設定していきましょう。
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